2011年3月21日月曜日

あれから十日

関東・東日本の大震災から十日経ちました。

神戸の震災の時を思い出します。
あの時、個人ボランティアとして神戸に一週間ほど滞在しました。
というのも親戚宅に見舞金とテントシートを届けに行った時、
惨状に生で接し、義侠心に駆られてのことでした。

一度実家で食料・寝袋など装備を調えて再出発。
市役所に相談し、次々来る支援物資を積み下ろしする部所に加わりました。
二十四時間態勢の現場で、結構過酷でした。寝られる時寝袋にくるまりましたね。
役所の方以外はみな日替りメンバー。というのも多くは地元の方が、
自らが被災者であるにも拘らず、ボランティアとして参加されていたからなのです。

七日目、役所の方が外国の有名企業社員達を十名ほど連れて来ました。
おそろいの青いブルゾンとキャップ姿で、背中にはロゴ。
彼らは私達とは連携せず自分たちだけで荷物の積み下ろしを始めました。
言葉も通じず、やがて人手が余ることとなり、地元の方は部所を離れ、
私も持参の食料が尽きる頃合いだったので帰宅しました。

まぁバラバラな個人の集合よりもチームの方がテキパキしてますよね。
彼らは初日だから元気だし。
役所の方も我々より彼らを頼りにしていたようでした。

結局、私はあまりお役にはたてませんでした。
うっすら感じてましたけども、地元でこういう意見はあったでしょうね。
今にして思えば被災者の方のためというよりは、自分を満足させたかったりとか、
そういう面があったと思います。
真面目にやってたつもりだったけど

震災に遭われた方、お見舞い申し上げます。
そして、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

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